北海道の窓口とも言えるハブ空港、新千歳空港。
日本の主要空港5位以内にランキングする大きな空港ですが、国際線の歴史は長くはありません。
しかし利用者数は年々増加し、日経によると1月~8月の利用者数は200万人を突破。
そのほとんどは中国や韓国などのアジア圏です。
渡航先も、中国本土を始め、台湾、香港、タイなどアジアが占めています。
今日はそんな中、国際線のラウンジ使用方法について書いてみます。
1. 新千歳空港国際線ラウンジの位置・概要
通常のラウンジとは異なり、千歳は出国審査手続き後にラウンジがあります。
つまり、当日出発の搭乗券を持った方しか利用できないのです。
出典: 新千歳空港フロアマップ
4階のフードコート横にある、黒い自動ドアの向こうがラウンジです。
中に入ると、部屋が二手に分かれています。
一つはクレジットカードラウンジ。
もう片方は航空会社専用ラウンジです。
1-1. クレジットカード・有料ラウンジ
“ラウンジ”を使用するには大まかに分けると2つの方法があります。
①. ゴールドカード以上のステータスを持ったクレジットカードを使用する
②. 搭乗する航空会社から招待券をもらう
この場合①の方が使用できるのが、ここ、クレジットカードラウンジです。
※提携カードについては後ほど述べますね。
1-2. 航空会社専用ラウンジ (エアラインラウンジ)
上記で述べた②の方が使用できるのが、航空会社専用ラウンジです。
ここはビジネスクラスを予約した人など、真のお金持ちさんが集まるところなので、一体ラウンジってなに?!って人は動画アプリで [航空会社 ラウンジ]で検索してみてください。
2つの部屋は完全に分かれており、どちらのラウンジを使用するか選んだ後は、行き来はできません。
2. 新千歳空港国際線のカードラウンジ
2-1. カードラウンジ・有料ラウンジを使用する為には
必要なものは2つ。
1. 搭乗券
2. 対象のクレジットカード(本人のみ使用可) もしくは現金
のみです。
もし家族や友人を一緒に連れて行きたい、しかしカードを持っていない。
という場合は、一般 1,080円(税込)で入室が可能です。
2-2. 使用できるカード
新千歳空港ターミナルビルの公式HPによると、使用できるカードは下記の通り。
アプラス、スルガ銀行、三菱UFJニコス(MUFGカード、DCカード、NICOS)、JCB、ダイナース、VISA
上記提携カード会社のゴールド会員、もしくは対象のカード会員の方が無料で!利用できます。
ここで注意!使用できないカードがある!
1. アメリカンエクスプレス (American Express/ Amex)
あくまでも上記の提携している会社のみでした。
アメックスはゴールドでもスカイトラベラーでも、ステータスに関わらず基本的に提携外です。
2. プライオリティパス (Priority Pass)
世界1000箇所以上のラウンジが使用できるというプライオリティパスも使用不可です。
これは楽天カードのプレミアムを作ると、年会費が通常US$399 (約¥45,000)のところ、
同等ステータスのカードが楽天の年会費¥10,800で作れるので日本人にも人気のカード。
プライオリティパスの公式HPによると、日本で使用できるのは東京・大阪・名古屋・福岡のみ。
3. エポスカード
ゴールドカードが比較的手に入れやすい 【エポスカード】
も基本的にはお断りだとか。
それでも国内線のラウンジでは使用できるので、年会費が無料で手に入れられるエポスゴールドは持っていても損はないかも。
2-3. 提供物
禁煙席32席・喫煙席8席の計40席あります。
ソフトドリンクがおかわり自由で、アルコール類は有料です。
wifi、雑誌、コンセント、コピー機などの設備も充実。
お弁当の販売などは行っていないそうなので、外にあるフードコートで終わらせましょう。
3. 新千歳空港国際線のエアラインラウンジ
本来であれば各航空会社ごとに独立したラウンジを持っていますが、新千歳空港国際線には一つのラウンジしかありません。
その為、他の航空会社との共通ラウンジになっています。
3-1. カードラウンジ・有料ラウンジを使用する為には
必要なものは2つ。
1. 搭乗券
2. 航空会社からのラウンジ招待券
この招待券は、ビジネスクラス以上の席を予約するというの一番早い取得方法です。
ステータスの高い席を予約すると自動的にこの招待券が発行されます。
もしくは、ステータスの高いマイレージカードを保有している場合も発行されます。
マイレージカードは予約時に登録しているはずなので、チェックイン時に航空会社が招待券を発行してくれるはずです。
ここで注意したいのは、当日搭乗する航空会社とマイレージカードが同じグループに所属していなければいけないということ。
つまり、日本航空(ワンワールド)のマイレージカードを持っていても、当日のる飛行機がエバー航空(スターアライアンス)であれば、グループ会社が違うのでラウンジ招待券は発行できませんということです。
基本的には航空会社の方から招待券が発行されるもの。
向こうが判断してくれるので楽ですね。
この招待券が1人1枚ないと、ラウンジは使用できません。
カード・有料ラウンジのように、お金を払えば中に入れるという仕組みにはなっていないようです。
3-2. 提供物
禁煙席125席・喫煙席12席の計137席あります。
食べ物はおにぎりやパンなど、軽食が置いてあります。
アルコール類もこちらは無料!
wifi、雑誌、コンセント、コピー機などももちろん完備でした。
シャワールームはありません。
テラス席もあり、そこからゲートの様子を見たり館内放送を聞いたりできます。
まとめ
新千歳空港の国際線は他国の空港に比べると小さく、売店の数も多くありません。
また、国内線とは長〜い廊下で離れているので、お買い物をしたい方は国内線側で済ませておきましょう。
他空港とは違い、少し変わった仕組みになっている新千歳空港。
オリンピックを見込んで、改築工事も行うという話も出ています。
ラウンジ事情も変わり、羽田や成田のようにもっともっと立派なものになっていくかもしれません。
それでは、快適な空の旅を♫
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