[世界最大の油絵]北海道の秘境にあるディマシオ美術館が圧巻すぎる

ディマシオ美術館を知っていますか?

北海道、新冠町(にいかっぷ)にある小学校を再利用した美術館に、
世界最大の油絵が飾られています。

フランス人の画家、ジェラール・デマシオ氏が描いた数々の絵が、
北海道の小さな町にあるんです。

理事長の谷本勲 氏がパリの偶然入ったギャラリーにて
ディマシオ氏の絵に惚れ込み、集めたコレクションを公開したのがこの美術館です。

 

類を見ない独特な魅力

 

世界最大の油絵

縦9m, 横27mのキャンバスは、一人の画家の描いた作品としては世界最大と言われています。学校の体育館に収まるその姿はまさに圧巻の一言です。この絵を描くのに3年の年月を費やしたと言われています。

 

ディマシオ氏の世界観

「自分が描き出したいのは、未来における過去のイメージ。たとえば1万年後の未来を、2万年後の人間になったつもりで追想した世界。その中で、明るい希望と暗い予感の両方を探ってみたい」ー太陽の森美術館公式HPより

ディマシオ氏がそう語るように、どこか近未来的である一方で、
崩れかけた廃墟も描かれています。

美しいのにどこか不安な気持ちになる、その独特な世界観が魅力です。

 

写真のような正確さと架空世界のアンマッチ感

その優れたデッサン能力は解剖学や建築学を学んだ背景から来ています。
どれも完璧に描かれており、写真にさえ見えてくるほどです。

しかしこの正確さに対し、内容は架空の世界。
頭からツノが生えている人間(?)や、
体は人間、頭は別の動物といった生物も描かれています。

そのアンマッチさが作品の面白さを引き立てます。

 

美術館への行き方

公式 ホームページの説明がとてもわかりやすいので、
こちらから ご確認ください。

美術館の最寄駅は新冠駅でしたが、2015年の高波による土砂の影響で、
現在新冠駅を走る電車はありません

よって公共交通機関を使用する場合は、
鵡川駅までJRで来ていただき、代行バスで新冠駅まで行き、
新冠駅からコミュニティバスで美術館到着という流れになります。

・住所:北海道新冠郡新冠町204−5
・営業時間:毎日 10:00-17:00
・HP: 太陽の森 ディマシオ美術館