ここに住みたい。メルボルン郊外のハイデ近代美術館で建築の美しさに触れる。

Heide Museum of Modern Artとは

オーストラリア、メルボルン郊外のハイデ地区にある近代美術館です。
1934年にジョン・リードとサンデー・リードによって設立され、オーストラリアの地元のアーティストの育成に貢献してきました。美術館自体がもともと夫妻の住居として使用されていたため、美術品だけでなく建物の建築も同時に楽しむことができます。
広大な敷地の中に1,2,3号館があり、そのそれぞれが違った魅力を持っています。

Heide I ハイデ１号館

この小さな白いコテージは、夫妻が35年間暮らした家でもあります。
キッチンやバスルーム、書斎など生活感のある間取りが見所です。
壁にはオーストラリアの有名な画家、シドニーノーランの絵が多く飾られています。
ノーランが日本に影響を受けて描いた作品も必見！

隅々まで装飾が行き届いており、ライト一つをとっても可愛い。
キッチンの釜にはお茶目な猫の絵が描かれたタイルが貼ってありますし、バスルームのトイレに描かれた花模様は思わず写真に残したくなること間違いなし。

Heide II ハイデ2号館

1963年に”住めるギャラリー”として作られた近代的な建物です。
まるでダンジョンに迷い込んだような作りになっており、[ここには何があったの？]と好奇心をくすぐられます。

2階にあるリラックスルーム。この真下はなんとキッチンになっています。

コンクリートの塀の中に入ると秘密の庭園が。。
現在はこの壁に蔦が絡まっており、より一層魅力を引き立てています。

Heide III ハイデ3号館

一番”美術館っぽい”館で、メインの建物ですね。
現代画家の作品を飾るギャラリーになっています。
広くて見応えもたっぷり。

壁に突如現れる大きな窓からは光がたっぷり差し込んできます。
思わず外と繋がっているのかな？と思うほど。

ガーデン

ここの魅力は広い庭です！建物の周りを囲む16エーカーもの公園の中には、30を超える屋外展示品があります。建物の中を見終わったら、ぜひ周りもゆっくり散歩してみてください。

Heide Museum of Modern Art 基本情報

Casa BRUTUS特別編集 死ぬまでに見ておくべき100の建築 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

posted with カエレバ

マガジンハウス マガジンハウス 2016-09-30

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